巨人の肩の下

医学と科学の雑記帳

200402今日の学び

#医学的正確性は保証しません

各種手技についてのメモ。教科書も沢山あるんでしょうが出来る人から直接教わる方がやはりpitfallに気付きやすいですね。

・ルート確保

留置針、つなぐやつ、駆血帯、アル綿、テープを用意。一般的には22G(青)を使う。

採血にしろルートにしろ、シャント血管は絶対にダメ。また乳がんなどでリンパ節郭清をした側に駆血帯を巻くのは避ける。

本人確認、アルコールアレルギー、VVRの確認。

相手に何かする(駆血帯を巻くなど)時はそれにあわせて一声かける。

駆血帯巻く→消毒→刺す→逆血来たら倒して2mm進める→外筒だけ進める→内筒抜く→穿刺部上流を押さえながら駆血帯はずす。学校では内筒を抜く前に駆血帯をはずすと教わったがどちらでもいいんだろうか。

穿刺をゆっくりやってしまうと痛みが長いので思い切ってやる。

ルートで肘をあまり使わないのは単純に動かした時に邪魔だかららしい。

・動脈採血

橈骨動脈から取る時は翼状針、大腿動脈は直針がやりやすい。

状況によって針付きのものと分注用とを使い分ける。

大腿動脈は2nd choiceだが量が得やすいので有用。恥骨と腸骨棘を結ぶ線から下に3横指あたりを刺す。

橈骨にしろ大腿にしろ、ペンを持つようなイメージで、立てて刺す。また、動脈血を迎えに行く方向に刺す。静脈と違って縛ったりテンションかけたりする必要はない。脈が触れる場所を正しく把握する。

動脈採血用のシリンジは予めちょっと引いておいてから採血し始めると言っていた(意味があるかは不明)。採血後は安全装置で針をしまい、採血管にキャップ(玉)をつけて空気を抜いて装置へ。

・尿カテ

陰部に布をかける所までは手袋なしで、内容品の清潔を保ちつつ行う。

介助者がいる場合は、カテーテルとシリンジを渡し、バルーンが膨らむか確認してもらう。介助者がいなければ自分でやる。シリンジから水を送る時は装着口をきちんと持つこと。(最後にシリンジを外す時もきちんと持っていないとうまくいかない。)

ゼリーとヨードを先に出しておく。

左手で陰茎を垂直に把握し(以降右手のみ清潔)、右手のピンセットと球綿で尿道口を2-3回消毒、カテーテルをたぐるように清潔に保持してカテーテルの根元まで入れていく。入ったら陰茎を元に戻して排尿を確認、あればバルーンを膨らませ、適切な位置までカテーテルを引く。

陰茎をお腹にくっつけるように固定。

・経鼻胃管

別紙参照とする。意識障害がある場合は口の中に手を突っ込むなどしてうまく下げていく。